2008/11/23 写真38枚を公開しました。(撮影:渡辺氏)
2008/11/20 「祭り初日」の写真61枚を公開しました。
2008/11/17 「祭り最終日」の写真101枚(陸組中心)を公開しました。

豊後高田市の「若宮八幡裸祭り」は、豊作を感謝する祭りで、永保4年(1084年)に荒行のひとつとして始められたといわれ、900年以上の歴史と伝統を持つお祭りです。岡山の西大寺裸祭り、山口防府天満宮の裸祭りと並ぶ日本三大裸祭りの一つです。

一番の見物「御神幸の川渡し」は、初日と最終日の夜に行われます。さらし締め込み姿の若者が、寒風吹きすさむなか、重さ1tもの神輿を担いで、市内中央を流れる「桂川」の中を煉り歩きながら、若宮八幡本宮から対岸の下宮へと渡す勇壮な行事です。

日が落ち辺りが暗くなると、川の中に立てられた長さ16m、重さ5tもの世界一の大たいまつが火矢で点火され、夜の闇に巨大なたいまつが浮かび上がり、いよいよ川渡りが始まります。川面が真っ赤なたいまつに揺れ、担ぎ手の若者たちのたくましい姿を照らし出し、水上ステージで演じられる力強い太鼓の音をバックに、若者達に担がれた神輿が川を渡たる様は、時の流れを忘れ、荘厳な世界へと誘います。

会場を照らす長さ16m、重さ5トンの大たいまつは、丸太の周囲に孟宗竹と女竹を組み合わせてつくり、笹を使ってボリュームを出した先端は、直径約2mもある巨大なもので、願い事を書き記し、若宮八幡でお払いを受けた願い札がくくり付けられています。